お知らせ 2025.11.27 UP

都農南小学校でダイバーシティプロジェクト「アンコンシャス・バイアス」の授業を実施しました

 宮崎大学と連携して進めている「都農町ダイバーシティプロジェクト」の一環として、都農南小学校の4年生を対象に「アンコンシャス・バイアス(以下、アンコン)」の授業を行いました。
 このプロジェクトは、まちづくりに欠かせない“多様性”の概念を広めることを目的に、2020年度から宮崎大学 清花アテナDEI推進室と取り組んでいます。

令和7年度の取り組み
 今年度は都農町教育委員会とも連携し、これまでの授業実績を踏まえながら、町内の小中学校で継続的にアンコンを学べる仕組みづくりを進めています。身近な出来事を題材にしたワークシートを作成しており、児童が自然に気づきを得られる「気づきが生まれやすい内容」や、安心して意見を出し合える「約束事・ルール」を取り入れた形式で整備しています。

教員向け研修の実施(8月)
 授業に先立ち、フリーランスファシリテーター・浦亜弓氏を講師に、都農南小学校の教員向け研修を実施しました。研修では、児童向け授業で使用するワークシートを用いたミニ授業も行い、先生方自身が「私」を主語にアンコンと向き合う時間となりました。

参加した先生からは、
「初めて知る内容が多く、自分自身の生き方に役立つと感じた」
「無意識の偏りに気づき、もっと詳しく学びたくなった」
といった声が寄せられました。

4年生を対象とした授業の実施(11月)
 11月には、都農南小学校4年生の各クラスで1回ずつ授業を行いました。授業の冒頭では、

  • 自分の考えを大切にしよう
  • 話したくないことは話さなくてよい
  • 間違いはないよ

といった「つの・あんこん気づきタイムの約束」を共有し、児童が安心して参加できる雰囲気を整えました。

 授業では、身近な“ひとつのできごと”をテーマに、児童が「自分ならどうするか」を考え、友達の意見も聞きながら理解を深めました。発表の時間には多くの児童が積極的に手を挙げ、「相手のことを考えようと思った」「自分ならこうすると考えられた」などの声が聞かれ、相手の立場に立って物事を考える姿勢が育まれていました。

今後の予定
 今後は、教員の皆さんからの意見や今回の児童の反応を踏まえ、複数のテーマに対応したワークシートを作成していく予定です。令和8年度以降には、都農町内の小中学校で広く活用できる教材として展開していく予定です。

アンコンシャス・バイアスとは
アンコンシャス・バイアスとは、私たちが無意識に持ってしまう思い込みや先入観のことです。日常のやり取りの中で、気づかないうちに相手を決めつけてしまい、それが相手の可能性や人間関係に影響を及ぼすことがあります。こうした偏りに気づき、意識的に向き合うことで、多様性を尊重し、子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばす環境をつくることを目指しています。

この記事をシェアする