サービス 都農町デジタル・フレンドリー TSUNO-CHO DIGITAL FRIENDLY
町民誰もがデジタルに慣れ親しみ、多世代多様な交流を楽しめるまち
2020年に発生したコロナ禍において、都農町では、地域活動の自粛・延期による高齢者の孤立、生産者・飲食事業者の大幅な売上減、家庭のオンライン環境の有無による教育格差といった課題が生じました。
それらの対策を講じようとした際に、
地域全体でデジタルの活用・普及に遅れをとっていたことが課題となったことから、町として、デジタル活用の推進が決断されました。
子どもからご高齢の方まで、都農町で暮らす全ての方に
「デジタルと仲良くなることでもっと生活を便利に、豊かにしてほしい」という想いから
施策名は「デジタル・フレンドリー」と名付けられています。
当財団は、構想段階から町と共に企画に携わり、推進事務局として、日々、様々な施策に取組み続けています。
都農町デジタルフレンドリーの事業内容 OVERVIEW
「町民誰もがデジタルに慣れ親しみ、多世代多様な交流を楽しめるまち」を目指す姿として、大きく5つの施策に取り組んでいます。
① 通信環境
町内全域での光回線通信網の敷設
都農町で暮らす全ての人が自宅に光回線通信環境を整備できるよう、これまで光回線通信網を敷設されていなかった地域への新たな敷設を行いました(2020年度に完了)。
② 通信端末
希望する全ての世帯へのタブレット端末の無償貸与
デジタルを使い始める端末として、タブレット端末を選定し、希望する全ての世帯を対象にタブレット端末の無償貸与を行っています(新規貸与は2024年3月をもって終了)。
自宅にインターネット環境がなくても、インターネットを利用いただけるように、通信SIMカードを挿入した状態で貸出しています。
③ サービス
データ連携基盤の活用を軸とした
公共・準公共サービスの提供
あらゆるサービスを1つのIDで利用することを実現できる「データ連携基盤」を町の公式ホームページとして導入しました。
2023年度に国の「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用して、都農町電子地域通貨「つのコイン」をはじめ、4つのサービスを「データ連携基盤」に接続するサービスとして提供し始めています。
④ サポート
地区別講習会の開催とヘルプデスクの設置
スマートフォン・タブレット端末の基本的な操作方法から、住民の皆様を対象に提供されている各サービスのご紹介等を行う、講習会(「d-サロン」と呼称)を町内の地区単位で開催しています。
また、当財団が事務所を置く、町の中心市街地の多世代交流サロン「文明|BUNMEI」に無償・予約不要・常設の「ITヘルプデスク」を設置し、デジタル活用に関する様々なご相談を受け付けています。
ヘルプデスクによく寄せられる質問はこちら
⑤ 人材育成
サポート人材の育成
地区別講習会の開催やヘルプデスクでの対応は、地域住民の1人でもある当財団の職員が担わせていただいています。今後も、サポート業務を行いながら、新たなサポート人材の育成を進めていきます。
2022年度からは、都農町にホームグラウンドを置くクラブチームでサッカー選手としても活躍する都農町の「地域おこし協力隊」の隊員4名を受け入れています。
受賞歴 AWARDS
・デジタル社会推進賞
デジタル庁が「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」に貢献している優れた取り組み、人、チームを表彰する「デジタル社会推進賞」で2021年度の「奨励賞」を受賞しました。
・グッドデザイン賞
2021年度のグッドデザイン賞において、受賞対象の中から、審査委員会により特に高い評価を得た100件が選ばれる「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。
https://www.g-mark.org/gallery/winners/9e60578a-803d-11ed-af7e-0242ac130002?years=2021
・全国商店街DXアワード
DXに取り組む商店街を表彰する「全国商店街DXアワード」で、多世代交流サロン「BUNMEI」が第1回最優秀賞を受賞しました。
https://shotengaidxaward.hp.peraichi.com