第4回 未来クリエイターズ育成講座 in都農が開催されました

 11月23日(土)小学4年生〜中学3年生を対象とした、「第4回 未来クリエイターズ育成講座in都農〜デジタルで楽しむ!VR体験会〜」がBUNMEIで開催されました。

 この講座は、令和6年度宮崎大学チャレンジ・プログラム都農町枠で採択された企画で、普段は主にゲームやwebの開発を行っている宮崎大学文化部dotcube(ドットキューブ)のメンバーが講師を務め、都農町の小・中学生にデジタルを使った学習支援を第1回~第7回まで毎月1回行うものです。弊財団は、都農町の地域活性化につながる学生の企画を支援しています。

 今回は、特別講師として宮崎大学OBで「株式会社モーゲンテック」代表取締役社長の吉松さんをお招きし、VR体験会を開催しました。

 VRとは、「Virtual Reality(バーチャル リアリティー)」の略で、日本では「仮想現実」と呼ばれています。具体的には、専用のゴーグルで人間の視界を覆うように360°の映像を映すことで、実際にその空間にいるような感覚を得られる技術です。VR映画やゲームの世界といった仮想空間だけではなく、現在は企業や医療現場などでもVRを使った取り組みが増えています。仕事上での危険な作業をVR上で体験し安全管理の大切さを学んだり、実際に手術を行っている様子を見て学ぶ、といったことに活用されています。

 今回は、シューティングゲーム、dotcubeの学生が制作したお茶摘み体験ゲーム、動画視聴の3つの体験ブースを用意。なかなか体験する機会がないため、親子ともに興味津々!初めて専用のゴーグルを見る保護者の方も多く、子どもに交じって一緒に体験しました。中でも一番盛り上がったのは、学生が制作したお茶摘み体験ゲーム。これまでこのゲームを体験した人の中で2位の点数を出した参加者が現れたり、立って行うより椅子に座って体験するほうがやりやすいゲームであることを発見したりと、制作した大学生もアウトプットの場ができたおかげで、次に活かせる気づきがたくさんあったようです。また、初めてVR機器を扱った子どもたちがほとんどでしたが、みんなの適応力の高さに吉松さんも大学生も驚いていました!

 講座終了時の参加者アンケートでは、大多数が「VRへの興味が湧いた」と回答しており、今後、この体験会を通してVRに興味を持った子どもたちが、社会のどのような場面でVR技術が使われているのかといったことに関心を持ち、自ら学ぶきっかけになるといいなと感じています。また、
「VRで酔ってしまったけど、とても楽しかった。こんな風にみんなと楽しめる講座がいい。」
「プログラミング体験やゲーム作りをやってみたい。」
という声が多く、楽しみながらデジタル機器に触れ学べるいい機会になっているようです。

 次回、第5回は12月8日(日)にBUNMEIで「ホームページ作成体験講座」が開催されます。

【今後の予定】
第5回 12月 8日(日) ホームページ作成体験講座
第6回 1月中旬   ゲーム開発ワークショップ
第7回 1月下旬   受講者制作作品展示会

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