寄附講座 2025.03.25 UP

「都農町におけるUターン施策の考案」に1ヶ月間取り組みました(宮崎大学 地域資源創成学部 2年 野中さん・田村さん)

 2月12日(水)から3月12日(水)までの1か月間、宮崎大学 地域資源創成学部 2年生の田村さんと野中さんが弊財団でインターンシップに取り組みました。

 今回のインターンシップは、宮崎大学地域資源創成学部のカリキュラムで、宮崎県内の企業・行政・地域団体等において約1か月間のインターンシップに取り組むものです。2人へのミッションは、「役場担当課と連携したUターン施策の立案」。回帰する可能性の高いUターンに絞って移住施策を考えていただきました。

 1か月という限られた時間の中で、2人は役場の担当課や関係機関へヒアリングをしたり過去3か年度分の県外転入者アンケートをまとめたり、若手職員とディスカッションをしたりと様々な情報をインプット!その情報を基に分析を進め、課題を認識し、この課題をもとにUターン施策を考案いただきました。ヒアリングでは様々な角度から意見をいただき、どの視点に着目し施策を立案するかについてたくさん悩みながら、以下2つの施策案を考案しました。

【2人が考えたUターン施策(案)】

①IT企業を誘致する
②電子地域通貨「つのコイン」を用いた移住紹介制度

 この2つの案は、調査分析やヒアリングを通して考察し課題と考えた「農業負担の軽減と若者に魅力的な仕事の確保」と「町内外における移住定住支援事業の認知拡大と地域経済及びその循環の活性化」を解決するために考案。町長をはじめとする町職員の皆さん、ヒアリングにご協力いただいた団体にも成果として報告させていただきました。皆さんからは、「つのコインをインセンティブにする視点は面白いし汎用性が高い。ぜひ、今後の施策に活かしたい。」といった意見や「県外から都農町に実際に移住された方へのヒアリングを実施する機会が少なかったのではないか。生の声を反映できるとなお良かったのでは?」など様々なご意見、講評をいただきました。

 今回のインターンシップでは、弊財団を含め、3団体、計5名が都農町に滞在しながらインターンシップに取り組みました。今後も更に取り組みを推進し、大学との連携を深めていきます。

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